たからものをなくしたくない。
私にとって、NEWSは宝物である。
小学5年生の春、ばらばらの場所にいながら強い光を持つ彼らに惹かれた。年が明けて、集まった光の強さと言ったら。
あのとき見つけた眩い輝きを放つ彼らが、彼らの紡ぎ出す言葉が、音楽が、世界が、たまらなく好きで、6人の音色が心地よくて、その関係性がたまらなく愛おしかった。
duet2008年2月号で言っていた、メンバーLOVEっていう山ぴーの言葉も、あのときは、あの瞬間は真実だったと思いたい。ピンク色のふわふわした服に包まれた彼らが愛おしかった。
優しく見つめる山ぴーと、鋭い亮ちゃんと、おしゃべりな慶ちゃんと、甘えっこな手越と、個性派のまっすーと、いじられっこなシゲ。
素敵な6人が集まったグループが、たまらなく好きだった。Shareの
無理にひとつにならずに混ざり合えない日はそのままでいい。一人ひとりが持つ色だから、鮮やかなマーブルを描けばいい。
って歌詞もすごく好き。それぞれが認められているようで、それぞれを認め合っているようで。
6人で歌う姿を、まだまだ見ていたいって思ったあのときが最後だったなんて、あの幸せな空間からは想像もしなかった。やりたいことは全然違うだろうけど、それを共存させて進化していくんだろうな。その進化をぜひ見続けていきたいな、なんて。
もう見えない夢だけど。
消えてしまったのか、見えていないだけなのか。
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6人に思いを馳せつつも。
一度壊れてしまった宝物を、彼ら自身がかき集めて、私もまたかき集めた。
手のひらのなかにぎゅっと、もう壊さないように、もうなくさないように。
真っ白になったキャンバスには、それまでより強く濃く、鮮やかなマーブルが描かれるようになった。
なくなった色を補うんじゃない。新しい描き方を探して探して、見るものを惹きつける絵を描いている。
すごいよね。ほんとに綺麗で。
いつも、今が一番素敵。積み上げたブロックの上から見える景色は、登れば登るほど遠くまで見えるね
。
そんな世界を見せてくれる彼らが大好きだ。
ずっと見続けてきた宝物。なくさないようにしっかり持ってきた宝物。
、、、そうなんだよ。
私は、この宝物を手放したくないんだよ。
一度失いかけたこの美しく甘い宝物を、たくさんの痛みを伴ってかき集めた光を、もう誰にも奪わせない。
その先を、その上を渇望するあまりに、この1年ちょっとブロック少し荒く積み上げてしまったのかもしれない。
ゆらゆらと揺れるその頂上でバランスを保ちながら、さらに高く積み上げようとしている。
揺れる足元と、揺らそうとする魑魅魍魎。
「絶え間ない攻撃に怯むな」
毎日のように流れる素人の噂話。アフィリエイト目的の根も葉もない芸能情報。どこからか漏れ出す関係者情報。
誰だ?彼らを傷つけようとしているのは。
何度も何度も彼らを傷つけること、私は許さないからな。
宝物は、手の内側から零れようとしているのか、外の世界から光を奪おうとされているのか、そんなこと知ったこっちゃないし知りたくもない。
彼らだって人間だし、やりたいことやしてしまったことはいっぱいある。
そんなことわかっている。わかっている上での完全なエゴで、私は、私のために、過去に失いかけた宝物をもうなくしたくないがために、守りたいのだ。
ねぇ。
どうすればあなたたちを守ることができますか。
エゴだと言いながら、彼らがNEWSとしてやっていきたいとそれぞれが思ってくれていることを信じているし、これからも信じたい。
彼らが彼ららしく、彼らとして活躍できますように。
もしブロックが数段崩れたって怯えないで。あなたたちが土台として積み上げてきたものは、誰にも崩せやしないのだから。